男性の場合、加齢にともなう前立腺肥大により様々な排尿障害が生じる前立腺肥大症、女性の場合、我慢できない強い尿意をもよおしたり、時にはもらしてしまうこともある過活動膀胱等の病気が考えられます。他にも、排尿コントロールをする神経の障害が原因とされる神経因性膀胱等も考えられます。
女性に多くみられる膀胱炎が疑われます。大腸菌などの細菌が尿道から膀胱に入り込み感染し、炎症を起こしてしまう病気です。隠れている原因があると慢性的に再発することもあります。男性の場合は、性行為などによる感染により生じる尿道炎も疑われます。
尿の中にある成分がかたまり、結石となって引き起こされる尿路結石が考えられます。自覚症状としてわき腹から腰部に激痛があり、吐き気、血尿など伴うこともあります。結石が腎臓にとどまっている状態では症状がない場合もあるので、腰部や下腹部に違和感等を感じたら早めの受診をおすすめします。
赤く見える肉眼的血尿がでる場合は、膀胱癌・腎臓癌等の疑いがあると考えられます。他の症状として、膀胱刺激症(頻尿・排尿時痛など)や下腹部・腰背部痛などがあげられます。肉眼的血尿は重大な病気のサインの可能性が高いので、異変を感じた時は早めの受診をおすすめします。
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